骨抜き地蔵

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000137-mai-pol
結局だな、規制緩和に名を借りた天下り先の確保だったりするわけだ。もちろん、日本の電気製品の品質は通産省認定の電気用品製造工場認定制度にあったわけで、チャイナスクールの圧力によって中国製の絶対燃えそうな電気製品が蔓延するのを食い止めていたのだが、グダグダ。
確かに、水がかりとか高圧の電気を使うものには一定の品質がないと火災の原因などになりかねないのでまったく持ってその制度には賛成なのだが、準備期間があったにもかかわらず官僚もリサイクル団体もアクションを起こさなかっただけの騒ぎなんだよね。いや、少しずつ起こしていたけど飯の種にならないのと、広告主の電気製品メーカーがリサイクル品を嫌う傾向に迎合した結果のマスゴミの不作為にあるわけだ。官僚も然り。リサイクル屋の団体と天下の電気製品メーカーの団体じゃ勝負にもならん。で、目を瞑ってやり過ごそうとした通産省の役人だったが、結局骨抜きになっちゃうわけだ。ビンテージとか意味不明なことを言うのではなく、

国内で何年までに認定工場で製造された機器は除外する。ただし、その条件で売買した製品が購入者に何らかの不利益をもたらしたとしてもすべての責任は購入者が負うものとする

みたいに突き放しちゃえばいいんだよね。レンタルがどうとかなんて抜け道を作ると、規制外の新製品が野に放たれるぞ。