車椅子

 先日、笠間の陶芸の丘公園にかみさんの両親と行った。「丘」というだけあって起伏の多い公園で、義母の脚が悪く大変なのだが、センターハウスに車椅子が置いてあったので使った。
 残念ながらタイヤの空気が少なくて使いにくいのと、センターハウス内は狭くて車椅子が通れない。なにしろ、陶器がならんでいるので、間違ってぶつかったら売り物を壊してしまう。平気で数十万の代物が並んでいたりするのでちょっと怖かった。
 それから、センターハウスや美術館が丘の上にあって駐車場は麓にある。ちゃんとエレベーターは完備されているが、どういうわけか身障者用駐車場から30mは離れている。さらに、駐車場には車椅子が置いてないのだ。車椅子を常用している人はいいかもしれないが、義母のように普通はなんとか歩いている人には不親切だ。センターハウスに置いて管理するのが一番簡単なのかもしれないが、エレベーターの近くに車椅子を置くスペースを作ってワンコインでも貸し出すようにしたらいいような気がする。
 ま、大体そういう施設って健常者が設計したり運用するからとても不便な施設になる。一回自分で車椅子に乗って歩き回ってみるとどれだけ不便な施設であるかがわかるんだが。ま、一度はひっくり返るからヘルメットを忘れずに。