あいまいさ

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ミシュラン東京版に賛否両論=「基準が不可解」の評も−英各紙
11月20日23時0分配信 時事通信

 【ロンドン20日時事】20日付の英主要各紙は東京電で、ミシュランガイド東京版で一つ星以上を獲得したレストランが150店と、本場パリやニューヨークを抜いたことについて、「東京は世界で最もおいしい都市になった」(タイムズ紙)などと大きく紹介した。ただ、その評価を「当然」と称賛する声の一方で、「不可解。基準があいまいでは」と当惑する受け止めも伝えられた。

ミシュランに載るようなお店とは一生縁がなさそうなのでどうでもいい。ニヤニヤしながら見てるのが自分的には正しい姿勢だと思ってるけど。
本当に舌の肥えた人なら、素材を活かし、出汁や味噌、しょうゆなどの、これまた素材を選ぶ調味料で味付けをする和食の複雑な繊細さに驚嘆するはずだ。辛いだけやニンニクや香辛料で素材の悪さをごまかしてきた料理の末裔とは成り立ちが違うのだ。新鮮さと熟成、何気ない切り分けの片隅に飾られる包丁の技。それほど世界中の料理を食べたわけでもないが、和食は他の国の料理とは違うのだ。
大体だな、タイヤ屋が顧客サービスで始めた超私家版ガイドブックの基準が曖昧なのは当然。つうか、ナニが基準ですか?
たとえば、ある三ツ星の店主がインタビューで「調査員とおぼしき人が、食事中に机の下で一生懸命メモを取ってて、食事中なのに全く雑談をしていなかった。その後その人が正式に取材に来たのでわかった。」と述べていた。店主は何気ないつもりで言ったかも知れないが、そうやって店に来た客をよく観察し、もてなそうという意識があるからこそ三ツ星を獲得できたのではないだろうか。
東京だけでなく、日本中に三ツ星をつけられる店は数多くあるだろう。
「そのために旅行をするべき店」
日本人のもてなしの心に驚け。