愚痴のひとつも。

ついに、自車のカーナビも新調し、指先ひとつで行き先を指定できるようになりました。ああ、これでGoogle Earthが実装されてたらぴゅんと一っとびなのに。イメージ的にはね。現実は、地べたの上をノロノロ走るしかないわけで。

紙と鉛筆からいかに建設業を脱却させるかということにかけては、現場孤立主義者としてはそれなりの最先端にいるにもかかわらず、土間コンにチョークというユニバーサルなインターフェイスを多用してますがなにか?(笑)
きっと、いつの日か空中に描いた軌跡をiPhoneなりが読み取って3D化したデータを周囲の端末と共有化し、事務所に設置したサーバーに蓄積されながら職人の3Dゴーグルにポイントアドバイスとして表示されて、指示ミスなんてものがなくなる日がやってくるんじゃないかとか、たまには酔っ払いながら夢見てもいいよね。

まあ、とりあえずだな、エクセルでプリントアウトした時の体裁のほうが大事的シートをメールでやり取りしたり電話で確認しなくちゃ何も進まない偽ネットワーク使ってますITを何とか駆逐しなくちゃ。せっかくみんなの仕事が楽になるようにとか思って世話を焼いてやっても、それをされる側がどんなパラダイムシフトが起きているかを認識してなきゃ、「報告すること」と「情報を得られるようにすること」のポジティブさは理解できまい。何の因果があっていちいちすべてのプロジェクトの進捗状況を手作業でエクセルのシートにカットアンドペーストしなけりゃならんのだ。そこの部署にいる役立たずどもの一人か二人ぐらいはマクロとかCGIとか理解する頭を持ってるに違いない。少なくとも理系だって威張ってる奴は多いんだから多少は数学的素養はあるだろうに、とか思ってたら文学的素養は少ないかもしれないな。役所的な書類の作成は長けてるんだけどな。
まあ、どうでもいいけど、現場で使えなくなった役立たずを姥捨て山みたいに集合させて、必死に現場で戦っている連中を後ろから平気で爆撃するような管理部門をいつまでも抱えていても平気な会社ってのはどうかと思うぞ。一発ぐらいなら誤射だって?じゃあ間違って一発ぐらい殴り倒しても平気だな?
最大の問題は、何かトラブルが起きた時、その対症療法に奔走するばかりで、根絶するべき原因の調査や根本的改善を行わないことだ。騒ぐだけ騒いで報告やら実施した対策を集めて、次は予防策の書類をぞろぞろ並べる。保険をかけるのは結構だが、その書類を並べて作ることに労力を傾けて本来するべきトラブル防止ができていない。現場に並んでる雁首の数は増えやしない。あの書類が出てない、この書類がでてない。管理部門が騒げば騒ぐほど、現場では実際の管理ができなくなっているということがまったく見えていない。そんな管理部門は、いらねぇよ。仕事はできるだけ機械化すべしだ。エクセルのシートのタブの色のつけ方がわかったってそんなのは使いこなしてるとはイワネェ。自分の仕事のために人の仕事を増やすな。
そんなこんなで、馬鹿みたいな仕事を右から左に流している日々にかなり嫌気が差してきている状況だったりするんだが、どうも最近上層部に対してその下の管理部門がセンシティブというかヒステリックな状態なんじゃないかと感じるんだよな。いや、その上層部事態がヒステリックなのかもしれない。
ま、この辺で壊れたふりでもしてみるのも手かもしれないなぁ。