カロリーヌの思い出

BS2を何気なく見ていると、懐かしい絵が画面に現れた。カロリーヌ うみへ いく (カロリーヌとゆかいな8ひき)
うわあ、カロリーヌだっ!金髪できゅっと結んだしっかり者のお嬢さん。自分の家にはなかったので親戚の家で従姉妹の本を読んでいたのだろう。仲間たちの動物の可笑しな姿は子供心をひきつけた。それ以上に、自分の知らない世界をヴィヴィッドに描いたあの絵柄は日本にはなかった。日本昔話や怪人20面相じゃカロリーヌには到底カナワナイ。月を夢み、海でのバカンスをうらやみ、カナダでのメープルシロップの飴を熱望した。結構フランス映画が好きな原点はあの辺にあるのかも。彼女みたいなキュートな彼女もできなかったし、一ヶ月間のヴァカンスを取れる身分にもなれそうにもない。金髪の愛らしい娘も出来なかった。ま、子供たちにも少し違う世界を見せてあげようかね。って自分がもう一度読みたいだけじゃん。