女魔術師ポルガラ 純白の梟 

ベルガリアードシリーズの最後を結ぶミッシングリンクを埋めた魔術師ベルガラスから続くポルガラシリーズの最終巻。正史を語ってきたベルガラスの歴史の裏にある女(家族たち)の物語。超然としていたポルガラの真の姿が生き生きと、世界を救う地道な努力が描かれている。表紙の絵をよく見てから本書を読むこと。ある部分で心を打たれる。数千年をひたすらに目的を達するために生きてきた魔術師たちの真の心の姿が美しい。この一文のために数千ページを費やしたのかもしれないが。(笑)

ハッピーエンドは良いもんだ。