王座の血脈 魔術師ベルガラス③ ハヤカワFT 

とりあえずはベルガラスシリーズの最終巻。まさに一瀉千里のごとく数千年を駆け抜けた魔術師のモノローグ。ベルガリアードからマロリオン物語の世界を構成する世界が、偶然ではなくいくつもの仕掛けがベルガリアードの第一巻へと収束していくのだ。そして、ガリオンの成長とともに再び世界が開けていく。
だが、これで終りではないのだ。世界のもうひとつの面、ポルガラの語る世界はこれからなのだ。10月から3ヶ月連続で刊行されていく。刮目して待て!という前に、こないだも書いたが、ベルガリアードとマロリオン物語は読んでおくべきだ。いや、本編を読まずにこっちを読んではいけない。
しかし、表紙の老人はベルガラスですか?えーとちとかっこよすぎな気がする。まあ、映画版LoTRでのガンダルフやサルマンのイメージが影響しているのはしょうがないか。いや、かっこいいっすよ。