アップリシード

 1+2巻が新装丁で発売だっ1700円って、商売汚いぞ講談社。あれ?講談社?映画化されるんで便乗なんだろうけど、書き下ろしの表紙らしい。このあいだ、なぜか車のグローブボックスに埋もれていた文庫版の一巻をよんでしまったが、コンピューターの描き方が古いと思っていたら初版1984年なのね。もう、20年が過ぎようとしている作品と考えたら、あながち捨てたもんじゃない。導入部分の二人の会話が唐突なのは考え物だけどね。まるで、コールドスリープしてたか惑星外から戻ってきたような情報の欠如は違和感ありすぎなんだけどね。
 文庫版のあとがきではもう、士郎正宗の中では終わってしまった物語のようなのだけど、表紙だけでも描くというなら買っちゃうかもだ。
 とにかく、あのころの絵描きたちによくも悪くも影響を与えた作品だからねぇ。リンゴを押井がやらなくて良かったのかも。