T52 援竜

 テムザック社の試作機。災害救助用大型乗用ロボット!ガンタンクゲッターロボ3号じゃあっ!
 走行は履帯だけど、二本の腕で1t程度のものを持ち上げられる。自重もその分5tと重いんだけど。こういうのって大きければ良いということはなくて、建物の床なんかが崩壊しない程度の質量が望ましいと思うんだけどね。せいぜい2t程度。災害で傷んだ建物だとそれ以上は無理。使い方からすると、外部動力は難しいだろうからエンジンを載せるしかないのか。閉所での排気ガスを考えるとぞっとしないので、燃料電池とか使えるといいんだろうけどさ。まあ、併用って手もあるしね。アンビリカルケーブルが切断されたら内臓電池を使うとか。最後は超小型エンジンで発電機を回して走行だけは確保するんだな。
 試作機なのでこれから耐久性や耐熱性を向上させる必要があるらしいけど、軽量化との戦いは厳しいぞ。最終的にはセラミックと金属の複合材料が必要なんだろうね。その辺だとレーシングカーのテクノロジーか。いやー、新しい機械が出てくるのっていいねぇ。意外とこれって、救助活動より工事現場に需要がありそう。大体、履帯じゃ階段上れないじゃん。