レインレースの行方

 レースで事故に遭い、大やけどを負った太田氏。奇跡の生還といわれたが、サーキットやTV東京などの主催者を訴えていたとは。判決では賠償を認めたが、これが確定すると、日本のサーキットではレインレースは行われなくなるわけだ。あるいは、主催者から危ないからお前の出走は取り消すと言われても文句を言えなくなるわけだ。あっはっは。事前に取り交わした免責条項は無効だって言われちゃったらサーキットの管理者やオーガナイザーはレースをしなくなる。「安全が確保されてこそいい走りができる。自分はプロに戻れなくても、人生を懸けた愛するレース界の発展に期待したい」とかのたまっているが、これは、彼がJAFとか各サーキット、レースオーガナイザーをまとめて安全なレースを執り行えるような体制作りをしていくわけでは、無いんだね。せいぜい講演をするぐらいで。この賠償金でそういう組織を作るなら、みんな手放しで応援するんだろうけど、このままだと日本中からレインレースどころかモータースポーツが消えていくだろう。だって、危険を承知で行っていることで事故がおきたからって一番の責任は、やっている本人が負うんだから。怪我したり死にたくなければ、それをしなければ良いだけなんだけど。自己責任でどうぞ。