まっすぐ天(そら)へ

 イブニングの新連載。のっけからH2Aが打ち上げられるシーン。さすが、的場健。きれいなカラーでぐんぐんまっすぐ空へって、協力・金子隆一さんだ。なかなか本格的なロケット開発に行くのか、おお、往還機は不経済だと言い切ってるぞとか思ったら、そっちへ行くのか!?月基地は第六大陸に譲って、そっちをやるのか?ああっそれ考えてたネタだったけど。プロジェクトX風にいくですか?その橋から連想するものは!!!!!!!!!!吊るかっ!(~_~)
 楽園の泉へのオマージュが感じられましたけど、画力のある的場健だけにとてもとても楽しみな漫画がまた始まってしまった。がっくりさせないでくれよー。多分、大丈夫だと思うけど、鹿浜建設はありすぎ。某シカしま建設は協力でもしているのだろうか。(笑)
 講談社系はプラネテスといい、これと言い、宇宙開発推進派が巣くってるですか。いや、とてもいいです。やっぱりヒトに夢を持たせるのが創作ってもんだし。つうか、えーっほんとに建設現場を描くの?とか思っちゃったりして。土木工事だからなぁ。できない事はないか。土建屋をがっかりさせないでほしいなぁ。この事業は、絶対にシステムエンジニアが必要になる。どこまで行ってもロジスティックが鍵になってくる事業なのでリフトアップするにしてもクレーンダウンしてくるにしても破綻のない計画を立ててあるんだろうねぇ。楽しみ楽しみ。
 ということで、今日からこのページは「まっすぐ天へ」を応援したり腐したりするページになります。<すんな。
 この作品にすっと惹かれたのは、もうひとつ。主人公の技術者が宇宙飛行士を夢見た青年だったこと。その夢がわずかにずれてロケット開発に携わっている。いや、今のNASDAのヒトや関係する会社のヒトがみんなそうかは知らないけど、とてもわかりやすい動機だし、男の子なら一度ぐらいは夢見た事があるんじゃないか。未だに夢見ているおじさんたちもいるし。そういう昔の夢をちょっと思い出して、共感できる設定にしたところが安直だけど、入りやすい。俺だって、軌道エレベーターのプロジェクトが動いたら、志願すると思う。一度ぐらいは上に上げさせてもらえるかもしれないしね。(笑)
 ちなみに、月基地は建築工事だと思うのだがどうでしょうか。小川さん。