判定

亀田戦。世界の壁は厚かったが、金の力は強かった。
老練なランエダに対して19歳の若者のボクシングは、上回るモノをまだ見せ付けられずにいた。
初回のダウン、7ラウンドで息をつくランエダに対して、一本調子で攻める亀田。後半はスタミナ切れの亀田を翻弄するランエダ。誰もが、亀田の判定負けを確信しただろう。しかし、アナウンスされたのは・・・・・
もしかすると日本のボクシング界は大きなモノを失ったのかもしれない。ココで負けたとしてもまた這い上がれる。そういう本当の意味での強さを手に入れる機会を失ったのかもしれない。