はやぶさの眼

祝!接地!
ISAS | 「はやぶさ」の第1回着陸飛行の結果と今後の計画について / トピックス
「はやぶさリンク」:速報、はやぶさは着陸していた。Hayabusa has landed: 松浦晋也のL/D
謎のホバリング中は実は着地していたということらしい。ただ、着地前に着地点に障害物があったので緊急上昇モードになったけど、上昇する姿勢が悪かったのでそのまま下降。コツンと着地していたらしい。ただし、緊急上昇モードになっていたので、岩石の採取装置は作動しなかったらしい。残念。
ただ、着地の衝撃で表層が舞い上がってサンプリングケースに入っている可能性はあるということなので、期待は出来ないかもしれないが、まだまだ幸運に恵まれている。
着地の衝撃でさかさまにならなかったのも幸運のひとつだし、無事に離脱できたのも幸運。ただ、表面温度摂氏100度になるため、それに曝されたはやぶさの機器が故障していないことを願うのみだ。
もう一度着地を試みることができる。26日未明に実施されるらしい。もちろん、表面の岩石を採取できれば大きな成果だが、表面に閣座してしまっては元も子もない。地球へ戻ってきて、地上で回収される実験までまだ残っている。はやぶさとクルーたちの奮闘は続く。

さて、大きな問題は、着地している最中がNASAに借りているDSN(深宇宙探査網:Deep Space Network)からJAXA基地局への切替タイミングに合致してしまった為、状況が確認できなかったらしい。これは、日本の長野県臼田にしか基地局がないためにはやぶさが地球の裏側に面しているときは圏外なのだ。今後も宇宙開発を進めるならメキシコとかブラジルに基地局を作るべきなのだ。