気持ちはわからんでもないが。

kikulog経由。
件の水にありがとうと言おう運動が、ついに6億冊の絵本を世界中に配る計画に着手したらしい。ホワイトバンドは詐欺だけど、こっちは危険な洗脳活動なので即刻妨害するべし。いまどきバチカンだって言わないようなことを(ああっ教皇様ごめんなさい)平気で子供に教えるのはよくない。ファンタジーならそれもありだろう。だが、科学として教えることは許されない。
コトバに言の葉や呪としての力があるかどうかはまだ、科学的実証がなされていない。言葉による心理的変化が社会規模でおきることを言葉の「力」としてしまうのは乱暴なこと。それは言論であり、思想だから。言葉によって物理的現象が捻じ曲げられるような超常現象をあたかも実験で確認できたかのような主張をし、それを子供たちに押し付けることが科学的素養を誤った方向に進めてしまう危険性がある。
理科と道徳の授業を同じに語ってはいけないのだ。
うちの子たちがそんなものをもらってきたら、とりあえず実験させてみるかな。同じ条件での実験で再現できるかどうか。ただ否定するんじゃ、その理由がわからないだろうし。
ということで、家庭でもできる「聞く水は持たん」実験セットの解説ページをキボンヌ。