きょうのはやぶさ

404 File Not Found | 宇宙科学研究所
地球より(Distance from Earth): 288,794,050km
イトカワまで(Distance from Itokawa): 4.0km
ちなみに、光の速度(電波もほぼ同じ)は約300,000Km/秒。18,000,000km/分。
つまり、電波も届くまで16分かかる。コマンドを送ってその結果が返ってくるのが32分後なのだ。
そんな遠いところで日本の最先端ががんばっている。毎度おなじみの「はやぶさリンク」:今日の一枚、動いているグランドキャニオンへ…: 松浦晋也のL/D。「動いているグランドキャニオン」にジャンボ機で着陸するという例えはきっと控えめなものだろう。いまだかつてNASAでさえした事の無い精密着陸なのだ。なにしろ、軟着陸といっても着陸脚が緩衝脚仕様なのだ。火星に至ってはボールで落っことしたぐらいだし、ディープインパクトはぶつけただけだしね。
一部の人間には失敗したときの予防線を政治的に張っているように見えるかもしれない。いや、現実社会ではそういうことが正しくできることも社会人であることの資質のひとつだが、失敗さえもデータを取得することに成功したすることだという所謂「一定の成果」をキチンと評価して欲しいのだ。何億円が宇宙の藻屑と消えたとすぐに書き立てるかもしれない。だが、事故で戦闘機を一機失うこととはその意味合いが全く違う。はやぶさの運用は驚くほど劣悪な状況だという。だが、成功させたいという気持ちや、自分たちの、いや世界中の学問が一歩でも進むために努力しているのだ。