やばいやばい。

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人権擁護法案の改悪版「人権侵害救済条例」が鳥取で可決。うひょー!迂闊に鳥取県の中の人や関係者を罵倒したり差別的発言をするともれなく救済委員会の査察がおいでになります。普通、令状があったり緊急逮捕でもなければ捜査に対して拒否してもなんら罰則はありませんが、この法案は正当な理由無しに調査を拒否しただけでも犯罪者あつかいです。なにしろ、嫌がらせには最高の条例です。陥れたい人を人権侵害救済委員会に密告すればいいんです。正当な理由無しに調査を拒否した場合、五万円の罰金です。職場のパソコンのパスワードがわかっていたら、そこからWEBメールのアカウントを取得して、誰かを誹謗中傷するメールでも作って送ればそれで証拠は出来上がり。あっという間に人権侵害者の出来上がりです。怖いですねぇ。適切に厳格な運用ができるのでしょうか。マスコミなんかに頼ったって奴らは面白おかしくない事件や、下手に書くと人権侵害になりかねないことは報道しないですからねぇ。密告に継ぐ密告でお互いを雁字搦めにしちゃうのがたくさんでてきそうですね。
おっと。こんなことを書いているだけで調査員が乗り込んできちゃうのではないかと戦々恐々としてしまいますね。公的権力からの人権侵害を防ぐ手立てがないなんて恐ろしい条例です。
ちなみにこの条例、「不特定多数」に対する人権侵害に対しても波及します。従って「鳥取市民は○○!」とか言っちゃうだけでアウトだったりする訳ですな。つまり言論を封殺していることになり、立派に憲法違反な条例だったりします。不特定多数への評論はそれに対する反論で応じるのが民主主義の原点です。片方の言論を法律で封殺することは、言論の自由への大いなる冒涜でしかない。こんな性善説前提の法律は成り立たない。適用がドンドン広げられて、誰も何も言えなくなる。人権侵害救済委員会に御友達がいる奴らしか発言できなくなってしまう。そんな恐怖支配による社会がまちうけているのです。鳥取県には。
よその県の人たちは鳥取県に旅行に行くのもヤバイかもしれません。

ローカル線で鄙びた駅に降り立った老夫婦が
「まあ、素敵に寂れたところね」「こういう田舎に来るとほっとするな」
なんていうほのぼのとした会話をしていたら、近くにいた住人が
「田舎とはなんだ!差別だ!侮辱だ!俺たちを田舎モノと呼ぶのか!?人権侵害だ!」
と叫びだすこと請け合いです。(いやこんなことを書くだけでヤバイかも)

まあ、この条例をガンガン適用してもらって、親玉たる人権擁護法案がどれだけヤバイものかを認識する捨石になってくれるという鳥取県民や周辺の住人には敬意を。
え?人権擁護法案知らない?それはヤバイよ。