決戦は土曜日

 むはー。盛り上がってまいりました。北京工人スタジアム!北京オリンピックを控えてホスピタリティを示さなければならない当局の悲鳴が聞こえるようであります。
反日を錦の御旗に掲げてきた首脳部の安直な方針がいま、日本サッカーが想像以上にタフだったためにぐらつこうとしています。政治がスポーツに介入するのではなく、スポーツが一国の政策をぐらつかせる、そんな滑稽な出来事が今まさに引き起こされようとしているのです。人を呪わば穴二つ。この言葉が国際世界で現実のことになろうとは、外務省のチャイナスクールはもちろん誰も予想できなかったでしょう。
 ジーコ・ジャパン。東洋の弱小サッカー国の代表チームが世界を震撼させています。これぞ、サッカーの神ジーコが率いる22人の神兵なのであります!EURO2004でも伏兵ギリシャが優勝を飾りました。ヨーロッパの強豪を蹴散らしての勝利です。そして、アジアでは日本。圧倒的なアウェイという状況の中PK戦での劇的な逆転、ロスタイム直前での同点、延長での勝ち越し。ギリシャ神話と日本書紀。神話が国の生い立ちを残した国が東洋と西洋で奇跡を起こしているとは。まさに、神がかり。ちなみに、ジーコはブラジル人だが、日本の神様はとりあえず八百万いるので、たぶん名簿に含まれてるはず。
それはさておき、不屈の闘志とは何かを思い出したチームは、何があろうと、負けることはないと自らを信じて戦い抜くでしょう。
 がんばれ日本!がんばれサポーター!

ちょっとまて、中国政府がスタジアムを静かにさせちゃうと、これまでブーイングを歓声と思って戦ってきた日本チームは気が抜けちゃうかも。ああっ!まずいぞ!