反対の反対

 イラクへ派遣されている自衛官の皆さんにおいては体に気をつけてイラク人民とわが身を安息できますように。
 また、コイズミが言葉足らずをやっているようだけど。子供を馬鹿にしたらいかんよ。もっとも、彼が政権についている間に選挙権は得られないかもしれないが。
 問題は、国際貢献をするときに誰を送り出すか。戦うすべもない民間人技術者や営業マンを送り込んでも仕方ないのだ。いざというときに自分の身だけは守れる人材を送り込むしかない。死ぬ覚悟が出来ている人たちを。それが、国際貢献だと日本政府の指導者が決めたのだ。われわれはそんな政府を選んだのだ。だめだめ、自分は投票していないとか、共産党に入れたなんていっても。本当にいやならば、もっと選挙期間中に活動するべきなのだ。それは自由なんだから。それをやってこなかった報いなのだ。原因はともあれ、今困っているイラクの人たちに救いの手を差し伸べるのはそれほど困ってないわれわれの努めなのだ。出来る事をできるようにやるしかないのだ。そんなに自衛隊を派遣する事がいやならば、自分で行け。自分たちで金を出して、シリアにでも行って歩いて国境を越え、向こうで学校を建て直す資金を管理し、人を雇うか、地元の建設会社に発注するがいい。署名をあつめるならついでに義捐金もつけて、これで小学校を立て替えてくださいぐらいの行動をしてみろ。「署名おねがいします」と呼びかけるのは簡単。でも、そこからもっと踏み込んだ事をしないと本当の問題解決にはならない。ただ、遠くから反対とか賛成とか文句を唱えている無力な見物人でしかないのだ。
 戦争のとき、人間の盾とか言って張り切っていた人たち。いま、あなたたちの無謀な行動力が必要なときです。日本中の企業や個人から寄付をつのり、現地へ行って公共施設の建設に乗り出すときです。その名も「人間の貯金箱」作戦。本当にイラク人に感謝されたいとおもうなら、それしかないんじゃないかと思うけどね。自分にしか見えないヒロイズムはもうその辺に捨てて、土が掘れるスコップとつるはしに持ち替える時だ。