ファム・ファタール

 そんな、ベタな。というか、痩せても枯れてもブライアン・デ・パルマと言おうか、ええーっとぉ。主役のレベッカ・ローミン=ステイモスはスタイル良いしセクシーだし。って、彼女「Xメン」のミスティークだったのね。角度によって感じが変わるのはさすが。
 ストーリーは音楽担当の坂本龍一苦心のボレロみたいな「ボレティッシュ」(そのまんまやん)が紡ぎ出す音楽そのもの。どんでん返しと言うかそうきたかっというところだろうか。いや、美人のおねいさんが惜しげも無く裸体を見せてくれただけでもその価値はあると思うけど、それ以上でもないかも。
 悪く言うと、リュック・ベッソンがハリウッド風のフランス映画を撮っているのに対して、フランス風のハリウッド映画だったところだろうか。デ・パちゃんはアメリカ映画を撮っていたほうがいいのよん。