能率かエコか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000031-yom-soci

クールビズ「28度では能率低下」…日本建築学会調査
7月18日14時34分配信 読売新聞
 地球温暖化対策として、夏場を軽装で過ごす「クールビズ」。
 冷房温度を28度と高めに設定し、省エネを図る取り組みで、年々広がっているが、日本建築学会のチームによる最近の研究で、軽装だけでは暑さで仕事の能率が落ち、経済損失にもつながる場合もあることがわかってきた。
 専門家は「換気や送風を組み合わせ、作業能率を下げない省エネ方法が必要だ」と提言している。
 クールビズは、6〜9月に「ノーネクタイ、ノー上着」で職場の消費電力を減らす運動。環境省が2005年に提唱した。28度は建築物衛生法の定める執務室の上限温度だが、作業の能率への影響は不明で、日本建築学会は06年から科学的検証を進めてきた。
 神奈川県の電話交換手100人を対象に1年間かけた調査では、室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下した。

女性は寒がりなので25度設定にすると寒いんですよ。
最新のオフィスでも空調機だけでは細かな調節は難しいのが現実。理論的にペリメーターゾーン(窓際)とコア部分を別コントロールにしていても、空気は思ったようには流れない。まして、最近はパソコンという暖房機器を各人の卓上に設置して冷房をかけているわけなので、なおさら机の周りは涼しいんだけど机の上だけは無茶苦茶暑いという屋内型ヒートアイランド現象が頻発している状態なのだ。
エアコンの風量をあげても、意外と遠くまで行かないし、近くでは竜巻が発生して資料が散逸する危険性も高いのだ。対策は小型の扇風機を各人に配るのが最も効果的なんだけどね。

しかし、電話交換手の能力って・・・・・・いまどき人力で交換機のジャックを差し込んでいるところがあるんだろうか。