一般人からすると

野尻ボードでも野尻氏がじれているが、週末の嵐のような宇宙探査ブームが終わってしまったようだ。「すごいこと」をしたのはなんかわかったけど、ふーん。で終わってしまった。
理由は、そのあとの畳み掛けるような情報の垂れ流しをしないからだ。すごい運用で拾う困憊かもしれないけど、一体JAXAの広報は何を考えているんだろう。自分たちの成果をココでガンガンマスコミに打ち込まなくて、いつ拾ってくれると言うのだろう。毎日新聞の社説を読むべし。批判的なマスコミでも毎日新聞の記事はいつに無く好意的だった。女性の名前で署名がされていた先週あたりの記事なんて、恋人がはやぶさに関わってんじゃないかと思うぐらい愛情に満ちていたのだ。(笑)
ま、それはおいといて、せっかく世間が注目してくれている今、いまだ今日のはやぶさも更新されていない。データのダウンロードが出来ていないのかもしれないが、やれていないことを知らせることも大事なのだ。大衆に興味を持続させるためには多少かっこ悪くとも、事実を継続して出していくのだ。自分が興味を持ちつづけてきたから他の人間も同じと思ったら大間違い。いま、はやぶさの成功を興味を持って見守っている子供たちにあと少し興味を続けさせられれば、社会は変わる。
もっとわかりやすく写真でもいいから圧倒的に並べてしまえばいいのだ。他の国の研究者に先を越されるなんて心配をするなら、劣化させた写真でいい。それがプロモーションだ。学会に報告するんじゃない。ディスプレイの表示75dpiで見られるのでいい。携帯で見られる写真でいい。虚空に浮かぶ小惑星の姿。それに映るはやぶさの影。それだけで、すごい写真なんだから。
疲れているかもしれない。でも、チャンスは待っていてはくれない。その時掴み取るしかないのだ。はやぶさで終りじゃない。次の仕事の種をまかなきゃ。